スタンレーレディス2009・最終日(前編)
週間予報では,ピーカンのはずが,朝から霧が出ていて,スタート時間が大幅に遅れました。
当初の予定では,赤堀プロの組が7:39,茂木プロの組が8:33スタート予定でした。
ホテルのバイキングで朝食を済ませた後,会場入りした関係で,赤堀Pのスタートには間に合わないため,茂木P→赤堀P→茂木P→最終組,というプランを考えていましたが,スタート時刻が1:30(最終組が出る頃には,約2時間)遅れのスタートとなり,観戦プランを変更することにしました。
しかも,INコースのみでのハーフラウンド決戦ということで,今年は天候に祟られ続けている女子ツアーですが,またまた天候に祟られる羽目になりました。PRGRは雨,フジサンケイは雨+風,そして今回は,霧....パターンもいろいろです。あとは,雷か雪くらいでしょうか?雪はともかく,雷はありそうです。
正直のところ,2ウェイにして,フルラウンドすればいいのにと,不満もありました。
さて,9:00頃になってようやく第2組の赤堀奈々P&高村亜紀P&T.ダーディンPの組がスタートしましたが,まずは,赤堀Pのプレーをレポートしてみたいと思います。
例によって、特に記載がない限り、残り距離は、フロントエッジまでの距離を表しています。グリーン上の距離は私の勘です。(^_^;)
<スコアの凡例>
-:パー,○:バーディ,△:ボギー,
□:ダブルボギー,■:トリプルボギー
( )内の数字は,グリーン上でのパット数です。
[No.10 193y/Par3] -(2)
※昨年の難易度No.1のホール
①奥に切られたピンに対し,グリーン手前にON。
②上りスライスラインのバーディーパットは,1mほどショートしましたが,無難にパーセーブ。
[No.11 515y/Par5] -(1)
※意外に△□の多い打ち上げロング
①この日初めてのドライバーショットは,FWセンターへナイスショット
②FW右サイドをキープ
③奥に切られたピンに対し,突っ込んで行きましたが,ボールが止まらず,奥のカラーへ。
④パターで50cmほどオーバー,返しを沈めて,パー。
ここで,はれてきていた霧がまた濃くなってきました。
ティーショットが打てず,しばらく中断。
[No.12 402y/Par4] -(1)
※数字以上に長~い,打ち上げのミドルホール
①ようやく霧が晴れてきて,打ったショットは,右のラフへ。ボールもほとんど見えないくらい沈んでいました。
残り180~190yの打ち上げ。道交法流に言うと,7~10%の坂道くらいありそうな打ち上げで,ほとんどロングホール状態。
ここで,またまた霧が濃くなって,ティーショットが中断。合計20分くらい待ったでしょうか?残る2選手が打ち終わり,セカンド地点へ。
このホールは,初日□,2日目△なので,なんとかボギーには納めたいところです。
②FWでグリーン手前へレイアップ。ピンまで50yくらい?
③打ち上げのバンカー越え,センターよりやや手前に切られたピン(選手からは根元は全く見えないと思います)に対し,積極的に突っ込んで行ったアプローチは,ピン奥1m前後へナイスアプローチ! スタート時刻が早いため,ギャラリーは少なめでしたが,それでも,大きな拍手が起こりました。
④奥からのパットをしっかり沈めて,ナイスパーセーブ! この日最大のピンチをナイスアプローチで凌ぎました。
[No.13 399y/Par4] -(2)
※12番とは真逆の打ち下ろしのティーショット。セカンドからグリーンはまたまた真逆の打ち上げ。
①FWセンターをキープ。残り110y前後の打ち上げ。
ダーディンPの時に,またまた霧が濃くなり,10分くらいでしょうか,中断となりました。
スタート時は,「2ウェイでフルラウンドにすれば」などど不満もありましたが,前の12番ホールの状態を見て,大会運営側の判断は,正しかったと感じました。おそらく,最終組の方しか知らないギャラリーには分からなかったかもしれませんが,あの状況では,フルラウンドは困難でした。霧の関係で,あちこちに競技員も配置されていました。
余談になりますが,スロープレーで有名なT.ダーディンPは,全く周囲にストレスを感じさせないスムーズなプレーでした。「早くしようと思えばできる」という噂を聞いたことがありますが,噂は本当でした。(^_^;)
②パーオンするも距離が残り,バーディーパットが30cmショート。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
う...,↑この情報はかなり怪しいかも?
間違ってたらm(__)m
[No.14 395y/Par4] -(2)
※左ドッグレッグの打ち下ろし
①やや左に出ましたが,ファーストカットで止まりました。残り139Y。
②左奥に切られたピンに対し,ピンの右奥15m弱くらいにオン。
③バーディーパットは,1.5mほどオーバーしましたが,返しを沈めて,ナイスパー。
[No.15 365y/Par4] -(2)
※打ち下ろし,やや右ドッグレッグのミドルホール。距離が短いので,バーディーが欲しいホール。
①FW左をキープ。残り130Y前後。
②奥目に切られたピンに対し,更に2mほど奥にナイスオン。
③下りのバーディーパットは,カップをオーバーしましたが,惜しくも入らずパー。
[No.16 135y/Par3] -(2)
※雨に祟られた2年前,上田・有村・横峯3選手によるプレーオフを行った打ち上げのショートホール。
①バンカーを越えたところに切られたピンに対し,ピン奥5m前後へオン。
②下りのフックラインは,カップの右を通過し,50cmほどオーバー。
③返しは,カップのやや右から入り,ちょっとヒヤッとしましたが,パー。
[No.17 374y/Par4] -(2)
※200y地点あたりから極端に下っていく,バーディーが欲しいミドルホール。
①FW左側のファーストカット。残り105Yの左足下がり。
②奥に切られたピンに対し,やや突っ込みすぎて,オーバーし,ボールは,グリーン奥のラフへ。
ボールはすっぽりと沈んでいますが,ライン的には狙い頃?
③奥からのアプローチは,1m強オーバー。
④返しをしっかりと沈めてパーセーブ。
[No.18 536y/Par5] -(2)
※ティーショットは打ち下ろし,セカンド地点からなだらかに上っていくロングホール。
①FWセンターをキープ。
②左のラフへ。残り110Y弱。
③ピンの右やや手前10m前後へオンするも,バーディーパットは決まらず,結局オールパー。
そしてもちろん,ノーボギー!!
久々の最終日でしたが,見事にノーボギー。全体的に,フェアウェイが狭いコースですが,ティーショットは,ほとんどフェアウェイで,外してもフェアウェイからラフに転がり出る程度で,飛距離はないながらも,安定したショットでした。
アリスの頃は,アイアンのダフリが多かったようですが,ニチレイの時と同様に,今回も目立ったミスショットもありませんでした。そして,アプローチ/パターも安定感があり,特にパターのストロークがしっかりしており,カップをオーバーするシーンがほとんどでした。
最終日は,バーディーこそ奪えませんでしたが,常に積極的なゴルフを展開し,ピンチもしっかりと凌いで,観ていて,とても気持ちのいいプレーでした。また次が楽しみになりました。
終了後,応援していた仲間たちと一緒に,18番グリーンからリフトで上がってきた赤堀プロに,「お疲れ様でした。ナイスラウンドでした。」と声をかけたところ,笑顔で「有り難うございました。」と右手を差し出し,握手してくださいました。
そして、笑顔の中には、満足感も見え、表情には力が感じられました。3年前、リゾートトラストでベスト10入りした頃の表情が戻ってきた感じがしました。
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