それでいいのか格闘界?
一時期のブームから、少々下火にはなってきていますが、先週は、大きな格闘技イベントが3つありました。
まずは、9月23日に行われた総合格闘技イベント「DREAM.6」。こちらは、かなり盛り上がっていました。KOや関節技による一本勝ち続出でした。中軽量級の日本人選手も活躍しています。そして、おそらくPRIDEのスタッフが携わっているのでしょうか、選手紹介ビデオなどの演出もしっかりしているため、雰囲気のある大会となっています。
かつては、「人気のK-1 VS 実力のPRIDE」といわれていましたが、K-1グランプリ・開幕戦が、9月27日に開催されました。こちらは、最近になって、ようやくバダハリなど、新しい選手が出ては来ましたが、結局、人気を引っ張っているのは、ジェロム・レ・バンナやピーターアーツといった、K-1全盛期を支えた選手たちのようです。セーム・シュルトは、強いんですが、なんとなく面白くないんですよね.....。K-1は、どうしても強い日本人が少なく、中量級になると、日本人の活躍もありますが、KOが激減するため、私としては、総合格闘技の方が楽しめています。
そして、もうひとつの格闘技イベント「戦極~第五陣~」が28日に開催されました。こちらは、実は、見てません....正確には、対戦カードを見て、スカパーの視聴料を払う勇気がなく、見ずじまいでした。結果だけネットで見ましたが、やはり、見なくて正解でしょうか。過去の大会は見ましたが、演出がイマイチでした。
格闘技会は、20年ほど前にプロレス界が犯した過ちを繰り返そうとしています。かつて、金曜のゴールデンタイムに新日本プロレス。土曜日のゴールデンタイムに全日本プロレスが放送されていました。しかし、団体を作りすぎたことによって、人気選手が各団体に分散し、ファンが除く対戦カードが見られなくなり、プロレス人気は衰退していきました。
格闘技においては、最高峰は”PRIDE”でした。しかし、フジテレビが手を引いたことが致命傷になり、UFCとの合併により、ついに最高峰であったイベントが消滅してしまいました。
今の状況を考えると、戦極を廃止して、DREAMに統合させるのが、人気を持続させる一番の方法だと思います。今回のDREAMでは、秋山勲成が、吉田秀彦に挑戦状をたたきつけました。吉田は戦極との契約があるため、大晦日などに特別なイベントを開催しない限り実現できません。やはり、団体は一つにして欲しいです。個人的には、五味隆典vs山本KIDなんてのも見てみたいです。
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