フジサンケイレディースクラシック
ようやく女子プロゴルフツアーが東日本にやってきました。現地での観戦はテレビで見るよりも何倍ものおもしろさがあります。特にスター選手が揃っている女子プロゴルフ界は、一度見るとやめられません。
さて、東日本開幕の場は、いきなり名門・川奈ホテルゴルフコースです。私自身、過去に2回ラウンド経験があります(かなり財布の方は無理しましたが)。そして、川奈でのトーナメント観戦は、これが3回目(1回目は男子プロでした)になりますが、ラウンドも、観戦も天気予報はほとんどの日が傘マークでした。しかし、これまでは奇跡的に雨が上がり、時折パラつく程度で、傘をさすこともなく、無事にプレーや観戦を終えることができています。しかし、今年は絶体絶命....週初めから、週間予報はずっと雨で、当日になっても降水確率は50%でした。おかげで、リュックの中にはレインウェアと折りたたみ傘を完備しての観戦となりました。
【2ndラウンド(2007.4.21)】
昨年は、初日・2日目を観戦しましたが、今年は、2・3日目を観戦することにしました。
このところ飲み会が多く、3夜で布団に入った時間はわずか8時間、そのうち金曜日は2時間しか眠れず、0:30起き1:30発という寝不足のまま250kmほど運転して、友人のいる八千代、東京を経由して現地入りしました。
川奈の場合は、通常営業日とホール順序が変わります。通常の営業では、18番となるホールがトーナメントでは1番ホールになります。つまり、18番からスタートし、17番で終わるという、1ホールずれた順序になります。おそらく、以下の理由からではないかと思います。(あくまで私の勝手な想像ですが)
・本来の1番ホールは、ティーの後ろにスタンドを設置するスペースがない。
・本来の18番ホールは、グリーン奥にスタンドを設置するスペースがない。
・18番よりも17番の方がドラマ作りに向いている。
また、通常の予選ラウンドでは、OUTコース、INコースの両方から選手がスタートしますが、フジサンケイでは、INからのスタートはありません。おそらくこれは、1ホールずらしたことにより、10番ホール(本来の9番ホール)が、クラブハウスから遠い位置にあり、直接スタートホールに向かうことができないという特殊なコースレイアウトからではないかと思います。
さて、今回は、西川みさとプロの組みに付こうと決めていました。沖縄ツアーに参加し、スイングのワンポイントアドバイスを受けるなどお世話になり、さらに、西川プロの人柄に触れ、すっかり応援したくなっていました。また、沖縄では、キャップにサインをいただき、「これを被って応援に行きます。」という約束もしていましたので、今シーズン初観戦となる今回、是非とも応援に行きたいという思いがありました。
しかし、スタート時間が11:57ということで、会場入りしてから4時間以上も間隔が空いていました。そこで、まずは別の組みに付くことにしました。ペアリングを見ると、まるで初日のような奇抜な組み合わせがいくつかありました。その中で私が最も注目したのは、古閑美保プロ・諸見里しのぶプロ・有村智恵プロの組でした。
スタート時間も2時間以上先のため、この組について回った後で、西川プロの組につくことにしました。
顔ぶれも豪華ですが、私は特に有村プロに興味を持っています。昨年のプロテストトップ合格ということで、一度は見てみたいという思いから、昨年の伊藤園レディースで、実際にプレーを観戦しました。あどけない笑顔からは想像できない、力強いショットと、ショートゲームの巧さを見て、すっかりハマリました。しかも、使用クラブが自分と同じということで、これからはこの選手を見て勉強しようと思うようになりました。今年は、開幕前に足首を痛め、トレーニング不足が心配されましたが、先週のライフカードレディースでは見事4位タイの成績を収め、その実力を徐々に発揮しつつあります。"現在、売り出し中" という期待のルーキー....大ブレークは時間の問題です。
諸見里プロは、スタートから快調にグリーンを捕らえ、バーディチャンスにつけましたが、パットが決まらず、その後も爆発力を発揮できず、この日はイーブン(トータル+1)でした。古閑プロはパットに苦しみ、入っても良さそうなバーディパットが何故か入らずにいるうちに調子を落とし、この日は+2(トータル+3)に終わりました。
そして、2人と対照的だったのは有村プロでした。いきなりスタートホールでグリーン手前のバンカーに捕まり、ピンチを迎えましたが、奥からの2メールを沈めて見事パーセーブ。この後も再三再四ピンチを迎えましたが、ノーボギー。逆にチャンスで確実にバーディを奪い、この日-3(トータル-2)というラウンドでした。やはりゴルフはショートゲームです。おそらくパーオンしたのは半分くらいだったと思います。その中でのノーボギー、3バーディは見事というしかありません。明日も見てみたい! そう感じさせられるラウンドでした。
その後、西川プロの組へ....既にスタートしていたため、ショートカットしにくい川奈のホール間をヘロヘロになって走りまくり、ようやく9番グリーンで追いつきました。グリーン奥の土手にしゃがみ込んだところ、グリーンに上がってきた西川プロの視線をちょっと感じました。きっと覚えていて頂けたんだと思います。ナイスパーの声にも、丁寧に右手を上げてくれました。まだ本来の調子ではないようで、残念な結果に終わりましたが、11番のショートホールでは、あわやホールインワンかと思わせるスーパーショットもあり、バンカーからの見事なリカバリもあり、個人的には観に行って良かったと満足しています。また是非、応援に行きたいと思います。次は笑顔でのラウンドを期待してます。
他にもファンの方が来ており、少し話をしました。1年前の沖縄ツアーに参加したとのことでした。さて、果たして今年は、何人の顔見知りに出会うことでしょう....というよりは、観戦仲間が何人増えるのでしょう。
心配していた天気は、何とか持ちました...というよりは、昼からは陽が差し、おもいっきり日焼けしてしまいました。でも、明日の天気は更に危ういです。
【Finalラウンド(2007.4.22)】
ちょっと距離はありますが、沼津で一泊しました。会場まで45kmの道のりを向かう途中は大雨でした。中止か、それとも土砂降りの中での観戦かと覚悟しましたが、着いてみると雨は殆ど降っていませんでした。とりあえず、雨に降られたときのためにレインウェアの下だけ着用して会場入りしました。
遂に、川奈で体験する初めての雨か.....しかしその前に、もっと寂しい初めての体験がありました。一昨年から、本格的にトーナメント観戦をするようになり、この日で23大会/36日目になりますが、茂木宏美プロのいないトーナメントは、これが初めてです。ほぼ全ての試合に出場し、私が観戦した大会では予選落ちもありませんでした。実は、トーナメント観戦にハマったきっかけは、茂木プロのプレーからでした。ねばり強いパッティングでピンチを切り抜けていく姿に感動しました。どの組について回るか迷ったときには、いつも茂木プロの組に着いてました。今年はまだ1度しか予選通過していないようなので、ちょっと心配です。
最終日も有村プロについて回りましたが、この日はパットが入りそうで入らず、珍しくショートするシーンもあり、結局+1でトータル-1の8位タイでのフィニッシュでした。やはり、ゴルフはショートゲームです。...優勝したのは、同じ組の佐伯三貴プロでしたが、力強いスイングから繰り出す打球は、同じ組の飯島茜プロよりも飛距離が出ていました。一方の飯島プロは着々とスコアを伸ばし、昨年のリベンジに燃えているということもあり、集中力がありました。しかし、名物の16番でまさかのOB、この1打が全てでした。
佐伯プロは、有村プロと同期ということで、談笑しながらリラックスしている様子が見られました。それにしてもこの二人、とてもルーキーとは思えない雰囲気を持っていました。佐伯プロが8番でボギーを打った後は、正直、優勝は無理かと思いましたが、難易度の高い13番から3連続バーディは見事で、1つ取るごとに、周囲から異様な雰囲気が漂っていました。佐伯プロは飛距離だけではなく、アイアンの切れもあり、パットのタッチも合っていました。13番と15番は難易度が高いので、この2つのバーディはすごいです。ちなみに、横峯さくらプロは、15番から4連続バーディでしたが、最終日の15番でのバーディは、3人しかいなかったようです。
トップを走っていた上原彩子プロも、前日からノーボギーを続けていましたが、15番でまさかのダブルボギー。それでも、16番でバーディを奪い、難関の17番で、ティーショットがピンをかすめ、18番のバンカーショットでは、あわやチップインバーディかと思わせるすばらしいプレーでした。次の大会に期待したいです。
それにしても、18番のアリソンバンカーから簡単にピンに寄せるプロゴルファーの技術には、驚かされました。最後の上原プロのバンカーショットは、その象徴でした。
結局、天気の方も小雨は降りましたが、一時的で、なんとか持ちこたえました。やはり、私と川奈は、かなり相性がいいようです。
実は、自分が18ホールついていた組の選手が優勝したのは、今回が初めてでした。しかもすごい試合内容でしたので、とても感動しました。今後も、活躍に期待したいです。
さて、次はゴールデンウィーク開催のサロンパスワールドレディースの2日目を観戦予定です。赤堀奈々プロが参戦するとの情報がありますので、楽しみです。
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